水とヘビ

梅雨になって、ヘビが出てきやすくなりましたね。

ヘビは湿った土地を好んで生息します。そのことから、ヘビは水神の使い、もしくは水神そのものと考えられるようになりました。

また、命の再生の象徴のように見なされる脱皮という生態やその生命力の高さが、蛇に対する畏怖の念を強め、さらにそれが「蛇信仰=水信仰」を根強いものにしたと考えられます。

一方で、水神としての蛇は、弁財天(べんざいてん)や宇賀神(うがじん)の神使としても信仰されています。

少し難しくなりましたね。要は、嫌われがちなヘビも、これまで、水や田んぼの神様あるいは神様の使いとして敬われていたということです。

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