北斗七星の6番目の星「ミザール」(2等星)のすぐ近くに、「アルコル」(4等星)という暗い星があります。目が良い人なら肉眼でアルコルを見つけられるため、ギリシャではこれが見えるかどうかが兵士の視力検査に使われたと言われています。実は、ミザール自身も重星(双子星:ミザールAとミザールB)と言われています。さらに、ミザールA、ミザールB、アルコルは、いずれも分光連星です。(分光連星とは、画像では単独の星に見えるが、実際は連星であることがスペクトルの観測から分かる星です。)双子だらけですね。じっくり視力検査を兼ねて見るのもいいですね。(「ぐんま天文台」より)
659 total views, 1 views today