4月の星空

4月になり、金星・火星・土星が明け方の東の空に並び、4月上旬から中旬にかけては火星と土星が大接近しました。見た目はとても近いけれど、実際の距離はすごく遠い。実際には、地球からの距離は、火星まで2億7000万キロ、土星までは15億7000万キロある。金星までの距離は1億3000キロ。  

下旬になると、3つの惑星に木星が加わります。南東から東にかけて、空の高い所から土星、火星、金星、そして木星が並ぶことになります。さらに25日から28日にかけては細い月が惑星たちに次々と接近。月は25日には土星、26日には火星、27日に金星に近づく。27日は金星のそばに木星もあり、この木星と同じ高さに月を見ることができます。

4月は「4月こと座流星群」が、23日午前4時頃、極大となります。こと座にある放射点が空高く昇る22日午後11時頃から翌23日の朝までが観測のチャンス。ただ今年は月明かりの影響もあり、あまり条件は良くないようです。1時間に5個ほどが期待できますが、時折突発的に流星の数が増えることもあるといいます。そんなことも祈りながら北から西の空を眺めてみましょう。(ラジオ関西より)

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