最大級の淡水魚ハシナガチョウザメが絶滅

「最大級の淡水魚ハシナガチョウザメが絶滅!」このニュースがいろいろなメディアであふれていますね。今に始まった話ではないそうなのですが、「体長7m、体重450kgに及ぶ中国長江の固有種、「2010年までに絶滅」」と論文発表されていたそうです。

ハシナガチョウザメ(Psephurus gladius)や近い仲間が地球上に登場してから2億年以上になります。中国、長江(揚子江)を生息域とするこの魚は、これまで想像を絶する大変動を生き抜いてきました。恐竜や首長竜などが大量絶滅した時代にも耐え、太古の昔と変わらず、長江の濁った水の中で、刀のように長い鼻先を使って電気信号を探知し、甲殻類や魚などの獲物を捕らえて暮らしていたのです。

 しかし、この古い魚は、人間の脅威を耐え抜くことはできませんでした。絶滅の主な原因は人間の乱獲とダム建設だそうです。

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