宇宙で一番明るく見える「シリウス」

今日は久しぶりに、夜空がきれいな夜になりました。よく目に付くのがおおいぬ座の「シリウス」です。太陽を除くと、全天で一番明るい恒星(自ら光る星)で、-1.46等星です。2番目に明るい、りゅうこつ座のカノープスのおよそ2倍の明るさです。

さて、写真は『アストロアース』さんのページからのものですが、「冬の三角形」がよくわかります。シリウスとこいぬ座のプロキオン、そしてオリオン座のベテルギウスを結ぶ三角形です。

シリウスは、肉眼では1つの恒星に見えますが、実際には2つの恒星の連星(双子星)です。また、シリウスと地球の距離ですが、比較的近く、8.6光年。しかも、シリウスは私たちの太陽系に接近しているので、今後6万年の間にわずかに明るさが増していきます。それ以降は太陽系から離れていき、徐々に暗くなっていきますが、少なくとも今後21万年間は全天一明るい恒星でありつづけると考えられています。

いかがでしょう、シリウス。まだまだ面白い秘密がいっぱい。本やインターネットで調べてみるといいですね。

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