水星は半径が地球の2/5しかない、太陽にいちばん近いところをまわっている小粒の惑星です。水星の昼間の温度は赤道部分で最高430°Cに達します。逆に夜は-160°Cにまで冷え込んでしまいます。水星には、地球と異なり、温度をやわらげてくれる大気も海もないからです。
水星の公転周期(水星の1年)は約88日です。また、自転の周期については約59日ということがわかっています。このことから水星の1日(太陽が水星の空を一回りする時間)を計算してみると、水星の1日はなんと水星の2年、つまり176日あることがわかります。88日間は昼間で太陽が照りっぱなし、そして次の88日間は夜で太陽は全然姿を見せないのです。1日が1年よりも長いなんてふしぎな世界ですね。
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