
「ひき肉」は「ミンチ」と呼ばれていますが、揚げると「メンチカツ」に名前が変化するのはなぜなのでしょうか。
「ひき肉のことを『ミンチ』と呼ぶ前に、『メンチカツ』という料理が先に生まれている」からなのです。
「メンチカツ」の発祥は、明治28年創業の洋食店「煉瓦亭」。「煉瓦亭」の初代店主は、オープンから4年目で“ポークカツのひき肉バージョン”を考案。店主は、外国人のお客さんに「ひき肉」の英語名を質問します。その際英語で「ひき肉」を意味する「Mince meat(ミンスミート)」を店主が「メンチミート」と聞き間違えたため、「メンチカツ」が誕生し、全国に広がりました。そして、昭和5年に発行された「モダン辞典」が、「ひき肉」を本来の発音に近い「ミンチ」と定義。その後「ひき肉」は「ミンチ」と呼ばれることになったそうです。
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