トンボの目

田に草が生えてきたので、トラクターを使いました。草から跳び出す小さな虫をねらってでしょうか、赤とんぼがたくさん来ました。今日はそのトンボの目の作りです。農業機械の「クボタ」のホームページに載っていることを紹介します。

トンボの複眼を虫眼鏡で見ると、ハチの巣のような六角形の目が集まってできていることがわかります。この小さな目を「個眼」といいます。その数は1万個から3万個にもなります。
レンズの部分では一つひとつ違う映像でマルチスクリーンのようになっていますが、それが脳では一つの映像として認識されているようです。上下左右前後、ほぼすべて見えているはずですが、後部の一部がほんの少しだけ死角になっているはずです。
上部の個眼は焦点が遠くで合い、下部の個眼は焦点が比較的近くで合います。トンボは太陽を目印に飛行しているようで、上部の個眼は常に太陽を捉えています。下部の個眼は餌を探していて、40m先で動いた昆虫も見逃さない千里眼の持ち主です。

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