国立天文台のデータでは、以下の情報があります。
「金星の輝く明け方の空に、今年の終盤に主役となる火星が見えています。南東の方角で日の出時の高度を徐々に上げていく火星は、金星とすれ違うように移動していき、16日には約4度の離角で並んで見えます。見た目でこそ近くに見えていますが、地球の一つ内側を回る金星と、一つ外側を回る火星、地球の両隣の2惑星には、この時1億9千万キロメートル近い奥行きの違いがあるのです。
この日の火星の等級は1.2等。マイナス4.5等と大変明るく輝く金星とは190倍もの明るさの差があり、色合いも大きく異なります。薄明で空が明るくなるにつれて火星が肉眼で見えづらくなった場合には、双眼鏡や小さな望遠鏡を使うと見えやすくなります。
地平線近くには、土星も現れています。3月末から4月上旬には火星、金星と近づいていくので、毎日の位置の変化にも注目してみていきましょう。」国立天文台より
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