ホトケノザ

春の草として、生活科などで、まず名前があがるのが「ホトケノザ」ですね。私の子どもの頃は生活科がなかったので、特に気にもしない田んぼに生える雑草でした。初めて名前を知ったのは教師になってからです。

ホトケノザは、その葉の形が仏様の台座(蓮座)のように見えるというのが名前の由来です。また、葉が段状に付くところから3階建ての屋根に見立てて、「サンガイクサ」という別名を持っています。道端や田んぼの畦道、コンクリートの隙間など「こんなところにも?」って言いたくなるくらい、いろんなところに生えているホトケノザ。畑の付近や土が肥沃な場所では、ホトケノザが群生している様子をよく見かけます。

「ホトケノザ」と言えば春の七草です。春の七草は「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ」でお馴染みですよね。春の七草と言えば、即座に七草粥を連想する方も多いのではないでしょうか。ところが、ここに危険なトラップがあるんです。この春の七草に含まれる「ホトケノザ」は、同じ名前の別な植物「コオニタビラコ」のことを指しています。道端に生えているホトケノザではありませんので念のため。ただし、絶対に食べてはいけないほどの毒性があるわけではありません。食用には向かない、という話です。

(参照HP:LOVEGREEN)

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