春を告げる魚、サワラ

もうすぐ、サワラのおいしい季節に入ります。

サワラは春に外海から瀬戸内海に入ることから、春漁の魚とされ、「鰆」と書いて「サワラ」と呼ばれています。
ただし語源は「サ」は狭いを意味し、「ハラ」は腹を指します。つまり、腹が狭くスマートな体形をしていることからこの名前がついたとされています。貝原益軒の『大和草本』にも、サワラの名前についての記述があり、腹が狭いことから「狭腹(さわら)」と呼ばれたと説明されています。

また、サワラは出世魚であり、その成長に応じて名前が変わります。具体的には、サワラが成長する過程で「サゴチ(~50cm)」→「ヤナギ(~70cm)」→「サワラ(70cm以上)」と呼び名が変わるのです。

難しい言葉が並びましたが、とにかくこれからおいしくいただける時期です。私は楽しみです。

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