古代オリンピック(最初のオリンピック)

紀元前776年の第1回大会から、紀元後393年の第293回大会まで、1200年近くにわたって、ギリシアのオリンピアの地で行われた祭典が古代オリンピックです。世界的な運動競技祭を4年に一度開催するというアイデアを、もしギリシア人が思いつかなかったら、私たちは今日、オリンピックの楽しみにひたることもできなかったわけです。

古代オリンピックの当初の種目は、1スタディオン(約190メートル)を走る短距離走のみでしたしかし。やがて他の競技が順次付け加わり、紀元前5世紀までに競技種目が完成。短距離走、中距離走、武装競走など各種トラック競技をはじめ、最も人気があった四頭立て戦車競走、レスリングやボクシングなどの格闘技、またフィールド競技としてはいわゆる古代五種競技(やり投げ、円盤投げ、幅跳び、短距離走、レスリング)があったといわれています。

写真は東京大学のホームページより。裸で走るのは、着る物で身分や貧富の差が分からない平等に競技を行うということを表しているらしいです。

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