約3万~4万年前に絶滅したとされるネアンデルタール人。イメージ的には私たち、ホモ・サピエンスより劣ると考えられがちでしたが。近年の研究では、草原を獲物を追って走り回ると言うより、計画的に狩りをし、大きなゾウを獲物にしたり、焼きがにを食べたり、けっこうグルメなことも分かってきました。
研究者によると、ネアンデルタール人が抽象的な思考と高度な言語能力をもっていたことを示す研究も増えています。顔つきや骨格など当時のホモ・サピエンスとのわずかな解剖学的な違いは、種の違いというよりも人種的な違いに近かったのではないかと考えられています。
(写真・資料:朝日新聞デジタル)
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